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2009年10月 3日 (土)

確かに「政治的力学」はあったかも

2016年のオリンピック開催地は、ブラジルのリオデジャネイロに決まりましたね。東京も招致活動に熱を上げていましたが残念。投票の結果はテレビで見ていました。

石原知事は、無念さを隠せず、帰国後の記者会見で「政治的な力学があった」と発言。気持ちはわかりますが、私はIOCは妥当な判断をしたかな・・・・と思います。

各都市の最終プレゼンを見てはいませんが、そういうものはたぶん日本の得意分野なので東京が一番だったでしょう。ただ、様々なマスコミの解説にあるように、「なぜ、二度目の東京か・・・」ということが問題だったのでは。過去に複数開催の都市もあり、また2012年のロンドンは三度目。「ロンドンが三度目で東京が二度目でなぜ悪い」ということもありますが、そこはやはり欧米とアジアでは力の差もあるはず。

2008年に北京で開催され、またアジアというのも欧米からみると偏りに見えるかも。そして、やはり何といっても、今回は南米初のリオには当事国以外からの支持は大いにあったと思うのです。今までオリンピックを開催した国は多かれ少なかれ、オリンピックのおかげで、国全体の発展が促進されました。南北格差問題や一部の先進国が全世界の多くの富を握っている現代では、あえて日本やアメリカがまたその恩恵を受ける必要があるのかも疑問です。IOC加盟国は発展途上国の方が圧倒的の多い現状では、日本やアメリカには今回の投票では票は入らないでしょう。

昭和39年の東京オリンピック。これはまさしく今のリオと同じく、アジア初の大会に希望をかけたものでした。そして大戦からの復興。その時の招致活動はそれこそ今とは比較にならないもの。また、世界もアジア初、そして日本が復興していくきっかけをIOCがくれたのだと思います。オリンピックはそういう全世界にスポーツを通して平和で文化的な生活をもたらすきっかけになるものだと思います。

日本での開催・・・、これも二度目の東京ではなく、それこそ被爆地の広島とか、激戦地の沖縄が候補地であったら、もっと世界のアピールできたと思うのですが、その力はないのですね。国民の支持率が低いというのも、結局東京だけが整備され脚光を浴びることで、ますます地方との格差は広がるばかり。そんなオリンピックであれば不要と言う感じで、特に地方からの支持は少なかったかも。そんな中で、リオは南米各国からの支持もあったのでしょう。

招致活動に携わった方は大変お疲れ様でした。たた、今回の開催地選挙。4都市に絞られた段階で、すでにリオは決まっていたような感じも受けます。しかし、リオにはまだまだ不安材料もあり、それを早期に解決されるために有力都市を残した・・・。と考えれば、シカゴや東京はあて馬のようなもの。ちょっとそれではひどすぎる感じも。招致活動の費用は自前。東京もそういうことがわかっていたら、余計なお金を使う必要もなかったし。

4都市に絞っていつまでも期待を持たせて・・・・、そんなことをするらなば「今回はこの地域、次回はこの地域」「一度開催した都市は、何年間かは候補にしない」「最終選考は2都市」というようなものをIOCが掲げてくれれば、余計な費用を捻出する必要もありません。石原知事の招致活動にはあまり賛成していませんが、「政治的力学」には結構賛同して、共感しています。

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